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小児歯科
小児歯科治療
治療する歯の周りにゴム製のバリア(ラバーダム)を設け、細菌の混じった唾液が治療中の歯に触れないようにガードしながら治療を行います。虫歯が進行すると神経の治療が必要になります。歯の神経の治療が必要となった場合、外からバイ菌を入り込ませないかという事が非常に重要になります。丁寧に掃除した歯の根の中に唾液が入ってしまうとそれだけで後になって痛みが出たり歯茎が腫れたりするリスクが高くなってしまいます。
歯科治療では、治療中に出るお水や、唾液が喉に溜まり、苦しい思いをされた経験が誰しもあると思います。お子さんは大人ほど身体機能が発達していないことが多いですから、大人よりもその負担が大きくなります。また、治療中の歯に、細菌を含む唾液が付着することで虫歯菌が移ってしまうこともあります。乳歯(子供の歯)は永久歯(大人の歯)よりも虫歯になりやすい傾向がありますので、そうしたリスクを一つでも軽減することが、小児歯科専門医である私の責任と考えております。
Dr. Nagasaka
どうせ生え変わるものだからケアはいらない?
どうせ生え変わるものだから、と乳歯のケアを怠っていませんか?
乳歯の虫歯を放置すると、永久歯に悪影響を及ぼします。
また、永久歯であっても生えたばかりの2年くらいの間は弱く、むし歯になりやすいので注意が必要であり、あごの骨の成長や正常なかみ合わせに影響を及ばします。
小児期は、子供のはから大人の歯へと歯が生え代わり、食習慣にも大きく変化があります。
小児の時から適した予防をすることで、大人になってからも虫歯ゼロを維持することができます。
乳歯が虫歯になってしまったら早期に治療し、永久歯とその後の口腔内を守ることをおすすめします。
乳歯はいつ生える?
乳歯は、生後6カ月ごろから生えはじめ、2~3歳までに上下10本ずつ、合わせて20本が生えそろいます。
まずはじめに生えてくる歯は、「下の前歯」が一般的です。その後上の上の前歯が生え、前歯が4本そろってから、その両隣の歯が生えてきます。
前歯8本が出そろうと、奥歯が生えはじめます。乳歯が生える時期や生え変わる順番は、一般的な目安であり個人差があるため、生え変わりが順調であれば問題ありません。
●乳歯が生える時期
乳歯と幼若永久歯のむし歯予防
1
フッ素塗布
虫歯予防の代表であるフッ素は、歯が生えている方であれば、どなたでも予防の効果が見込めます。
虫歯は菌が出す酸などによって、歯の表面にあるエナメル質のカルシウムやリンが少しずつ溶け出して起こります。
通常は、唾液が溶けてしまったエナメル質を元に戻す働き(再石灰化)をします。この再石灰化を促進させるのがフッ素です。再石灰化が促進されることで、酸に強く硬い組織を作ることができます。
健全な歯を強化し、虫歯から歯を守りましょう。
2
シーラント
シーラントとは、奥歯の溝の部分にフッ素配合のレジンを詰めることで、歯の溝に汚れが溜まって虫歯になるのを防ぐ処置です。
この処置メリットは、処置を行う際歯を削る必要はなく、微量ですがシーラントの素材からもフッ素が放出されるため、二重に虫歯を防止することができることです。
シーラントを行うタイミングは、奥の永久歯が生え始めた時が目安になります。生えたばかりの永久歯は歯質や、背が低く磨きにくいため、初期虫歯になりやすいという特徴があります。
歯医者さんは怖くない
小児歯科は乳歯(子供の歯)が生え始めたら受診することが出来ます。
虫歯などの治療が必要になってから来院すると、「歯を削られた」、「痛かった」という体験から、歯医者さんは嫌なところというイメージができ、足が遠のいてしまうことが多いです。
是非ともお子様が小さい時期は虫歯予防を兼ねて小児歯科を受診してください。虫歯のチェックだけでなく歯の磨き方なども指導致します。
当院では、「歯医者さんは怖い、痛い」というイメージができないよう、楽しく診察することを心掛けております。